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隣地境界はビオトープで

周辺環境に寄与する。

住まいの敷地は一般的に防犯や所有上の問題からブロック塀やフェンスで囲ってしまいがちです。現在はそれらの環境が街並や景観を悪くしています。昔のように白壁や土壁できれいに囲われた路地であればまたそれも美しい環境になりますが現代にそのような環境を取り戻すことは歴史地区以外は不可能です。また新しい住まいづくりの多くはコストや機能が中心になり地域の個性や景観が重要視されなくなっています。住宅の公共性を認識し周辺の環境に寄与できる住宅はどんな方法が良いのか考え直す時だと思います。

コミュニティの再生は塀の撤去から

地域コミュニティが喪失されつつある現在安心して暮らせる環境は道や隣近所から容易に敷地内を見渡せる環境ではないでしょうか?
現在の巧妙化した犯罪を考えると敷地を塀で囲って外からの視線を遮り敷地内のプライバシーを守ることは帰って危険になりました。しっかりとしたコミュニティのある地域ならお互いの生活環境が分かっていて異変に気付けばすぐに連絡を取り合うことができます。
しかしコミュニティが希薄な地域ではお互い無関心でいることがマナーになっています。そのような状況では外から見えにくい敷地の塀を撤去していくことが安心感につながると思います。また塀の撤去とともにお互いの生活も少しづつ開かれるようになれば喪失したコミュニティが再生して行くことになるのでないでしょうか。開きすぎてナイフを突き付け合った状態になっては困りますが、そのバランスを取りながら地域と繋がり生活することが家族や個人の再生にも繋がるのではないでしょうか。

個が大切なネットワーク社会

コミュニティの喪失は強固な会社組織や核家族から派生したものです。
個が大切になる今後のネットワーク社会ではコミュニティが重要になるのではないでしょうか。情報化により強固なものや主体性は崩壊し顔の見える個人が主役になりつつあります。その個と個を繋ぐものがコミュニティであり地域社会であります。核家族の次ぎはお年寄りから子供まで二世帯.三世帯.単身者といろいろな形態の家族が集まった地域族?になり、共同体としての共有部分の豊かさやサービスが個の豊かさになる時代になる兆しが現れてきています。
最近話題の六本木ヒルズは都会でのコミュニティのあり方の一つを予見したものでヒルズ族は多様な地域族の一種になるのかも知れません。またコーポラティブハウス形式のマンションは江戸時代の集団『連』や長家に近付いている感じがします。そんな流れから考えるとこれからの塀やセキュリティは地域単位がいいのかもしれません。

境界部分は共有路地に

バブルの影響をあまり受けなかった瀬戸内郊外の環境は、住まいの敷地に余裕があり比較的良好な環境が残っています。しかし南側は日照の関係で庭を設ける場合が多く良好ですが東西や北面は境界付近まで建物が建っています。
隣近所でのトラブルの原因は境界付近で起こることが多くお互い様の気持ちが大切です。境界付近に樹木を植えると枝だや葉っぱが隣を侵食し手入れが大変になります。
隣との間に共有の路地を設けいきなり隣の敷地に繋がるのでなく、中間の部分があれば樹木の管理もしやすくなりトラブルも少なくなるのではないでしょうか。子供の遊び場にもなり親の目の届かない公園よりは安全で夏は風が通る涼しい空間になります。また建物のメンテナンス時は共有部分に足場を設置することができます。

ビオトープ(Biotop)

ビオトープはギリシャ語でBIO(生物)+TOP(場所)という単語をくみあわせたドイツの造語だそうです。自然の森等を指すのでなく人間が生活や活動する場所での生態系が保たれた環境です。
水路にホタルが棲息できるよう環境保全された場所をイメージしやすいですが、自然の生態系を大切にする庭もビオトープです。穏やかな瀬戸内の環境でゆったりと生活するには隣地境界付近はお互い解放し手入れが少なくてすむ自然なビオトープの庭にすればいいと思います。コミュニティ単位で実現できれば公園の中にあるような住まいが可能になります。実際は住宅展示場のようなイメージになるのかも知れませんが、どこまで共有部分を増やせるかが鍵になります。
夏は建物や塀による照り返しが少なく風通しの良い瀬戸内スタイルの生活環境になりビオトープのネットワークが形成されます。
規制緩和により最近急速に郊外に拡大しつつある住宅地開発にぜひ取り入れてもらいたいものです。

2006.04 綾野誠信


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